思想は時空を飛躍できる。
行動は時空を飛躍できない。
理想は想像から開幕する。
現実は既存から開幕する。
理想と現実を行き来する存在。
それが人間だ。
「理想に最速で辿り着きたい」
誰もがそう思っている。
だが現実と理想には隔たりがある。
その溝を埋めていく活動。
それが人生だ。
「目的地まで最短距離を突っ走る」
それは最良解に思えるが、実際はそうではない。
最速には無理が生じる。
急がば回れ。寄り道も一興。
創造は遊歩から生まれる。
独創性とは新軸の導入だ。
従来の価値観はx軸の思考に過ぎない。
そこにy軸、z軸、α軸、β軸を導入して次元を変える。
既存の競争に参入せず、新軸を導入して別次元を生きる。
それが独創性を高めるということ。
既存よりも新軸。
競争よりも遊歩。
我道に要石を打ち込んでいき、足場を着実に作り上げる。
その斜面は滑らかで緩やか。
体力を消耗しにくい。
我道を遊歩し、微小を累積する。
思想は飛躍させ、行動は漸進する。
新軸を導入し、発想次元を高める。
私は別次元の精神世界を生きる。
