文章は速いが、動画は遅い。
文章は自分に主導権がある。
動画は相手に主導権がある。
文章は自分の時間を生きられる。
動画は相手の時間を生きてしまう。
文章媒体は情報の取捨選択が容易だ。
画面をスクロールしながら目を通せば、自分が知りたい情報が書かれている箇所をすぐに特定できる。
じっくり読み込んだり眺め読んだりと自由自在だ。
読者の目利きが主役となって根幹情報を素早く摂取できるため、単位時間当たりの要点取得量が多い。
文章と画像が組み合わされば、大抵の情報は十分に取得できる。
文章の利点は読者の速度で情報をつまみ食いできること。
読者にとって自由自在度が高い。
動画媒体は情報の取捨が困難だ。
特に字幕がない動画は、一部始終を視聴しなければ自分にとって重要な情報がどこにあるのか分からない。
映像と音声が相手の速度で自動進行していくため、短時間で効率良く情報を取得するのに向かない媒体だ。
私はYouTubeを視聴する際は最大速度の2倍速で再生しているが、それでも遅いと感じることが多い。
2.5倍速や3倍速にも対応してくれるとありがたい。
最近は動画概要欄に目次が記載されていると、それが動画内で副題として反映される仕組みが導入された。
だが単位時間当たりの要点取得量では文章媒体には到底敵わない。
動画の場合、映像と音声が自動進行していくため、視覚と聴覚を同時掌握される。
思考停止になりやすく、あっという間に時間が溶けてしまう。
だがあえて時間を消費して謳歌するには最適である。
媒体の特性を理解した上で自分のために有効活用していく。
文章は速いが、動画は遅い。
文章は敏速に摂取する媒体。
動画は余暇を楽しむ媒体。
文章で独学し、動画で娯楽する。
私は独学を先行して生きる。