人間は肉眼で同じ色を同じと判断する。
肉眼で違いが分からないものは同じものだと認識する。
「黒色」と「肉眼では違いが分からないほど僅かに薄まった黒色」は同じ色だと認識される。
別物と認識されるには白色・赤色・青色になることが必要だ。
黒とは全く異なる色になるのだ。
現代社会では他者と差異があるからこそ価値が生じる。
他と僅かに違うよりも全く違った方が分かりやすい。
目立ちやすくて覚えてもらいやすい。
独自性と希少性が高ければ高いほど市場価値が高まる。
ダイヤモンドの価値が高いのと一緒だ。
この世界で活躍するためには希少性の高い異色を目指すことが肝心だ。
数多くの他者と同じ色を目指しても見る側からしたら全く見分けがつかない。
代えがいくらでも存在してしまう。
希少性の高い異色になるには自分の特性を存分に活かして周囲とは全く別の路線を単騎特攻で突進する勇気が必要だ。
他者と同じものを同じ様にやっても新しい価値は生まれない。
すでに成功した人の後ろをそのままなぞっても二番煎じにしかなれない。
先行者が勇気を持って切り開いてくれた道をただ後ろから歩いていくだけでは意味がない。
後ろを付いて行くなら独自の新しい何かを生み出すべく途中で脱線する勇気が必要だ。
せっかく恵まれた現代を生きているのだから私は破天荒でありたい。
新規開拓者でありたい。
今ある環境を取捨選択して有効活用した上で独自の新たな道を築いていきたい。
何人もの人々が登った山の頂上を私も目指すのではない。
未だ誰も立ち入ったことのない濃い霧に包まれた森を手探りで歩いて新しい発見をする。
結果的に新しい何かが生まれる。
そこに価値と意味がある。
山の高さは関係ない。
新規開拓者であることに意味がある。
革新者であることに意味がある。
それは異色だ。
行動自体がスーパーレアだ。
私は自分の感性を信じて我が道を突き進んでいきたい。