1Gbps回線環境に適したLANケーブルを選定した過程を可視化する。

フォートナイト

私はフォートナイトを快適にプレイするための回線環境を整えるために「速度1Gbps回線に適した家庭用LANケーブル製品」をアマゾンで選定した。

LANケーブル製品の有力候補を検討した結果、以下の製品が最適であると判断した。

サンワサプライ社製 CAT6・単線・スタンダード形状・UTPケーブル



これはコストパフォーマンス面・購入親和性の総合的観点から検討した結果である。

この製品をアマゾンで購入して現在進行形で使用している。

製品開封時の写真を以下に添付する。



価格はケーブル長さによって異なる。

2019年7月8日現在のアマゾンの在庫だと価格は以下の通り。

・1m:374円

・3m:543円

・5m:811円

・10m:1,123円

・15m:2,191円

ケーブル長さは以下の通り多数の選択肢が存在する。

・1m

・2m

・3m

・5m

・7m

・10m

・15m

・20m

・30m

・40m

・50m

・60m

・70m

・80m

・90m

ケーブル色は「青・灰・黄・橙・緑・黒・赤」の7種類が存在する。

この製品はコストパフォーマンスが高い上にケーブル長さ・ケーブル色・在庫数も豊富なため購入親和性も高い。

以下、この製品を最適と判断するに至った経緯について記述する。


❶ 動機

オンラインゲームを快適にプレイするには「優れた回線環境」が必要である。

そのためには「最適な光回線」と「最適なLANケーブル」が必須だ。

私はフォートナイトを快適にプレイする環境を整えるために、2018年9月にフレッツ光100Mbpsプランを解約すると共にauひかり1Gbpsプランを契約し、2018年10月にauひかり回線工事を行った。

その結果、高速かつ応答性の高い安定した光回線を手に入れた。

しかし、光回線終端機器⇄ホームゲートウェイ⇄PC間を接続するLANケーブルが未だ最適な仕様でないことに気が付いた。

LANケーブルが最適な仕様でなければ高速光回線が本来有する通信速度・応答性・安定性を十分に発揮できない。

自分が気づかないところでフォートナイトのプレイに影響が出ている可能性がある。

加えて、新ゲームのダウンロードや動画アップロード等の大容量通信の際に支障が出る可能性がある。

auひかり回線工事後から現在に至るまで私はCAT7A規格の単線・スタンダード形状のSTPケーブル(シールド付きLANケーブル)を使用してきたが、ある重要な事実を知らずに過ごしていた。

それは「STPケーブルを正常に機能させるには特殊な機能性アース措置が必須」であり、アースを行わないと「ケーブル内部に電気ノイズが蓄積して通信パフォーマンスが低下する可能性がある」ということ。

機能性アース措置は特殊な施工技術であり、主に工場や研究所で行われるものであって一般家庭での実現は難しい。

最近になってSTPケーブルは家庭向け製品でないことを知ったため、1Gbps回線環境に最適な家庭用LANケーブル製品を決定すべくAmazon.co.jpで複数の有力候補を実際に購入し、性能を比較検討してみることにした。

❷ 目的

通信速度1Gbpsプランの回線環境に最適な家庭用LANケーブル製品をAmazon.co.jpにて複数検討した上で1つに決定すること。

回線環境の使用用途としては、オンラインゲームプレイ・動画視聴・新ゲームダウンロード・動画アップロード等を想定している。

❸ 手順

  1. LANケーブルに関する知識を学び、仕様選択に必要な選定基準を作成する。
  2. 選定基準に則って速度1Gbps回線環境に適したLANケーブル製品をAmazon.co.jpで複数購入する。
  3. 購入したLANケーブル製品を用いて東京サーバーに対する通信速度・Pingを測定する。
  4. 測定結果から速度1Gbps回線環境において最適なLANケーブル製品を1つに決定する。

❹ 経過

[1] LANケーブルに関する知識を学び、仕様選択に必要な選定基準を作成する。

LANケーブルには「カテゴリー(CAT)」という規格が存在する。

現代で主に使われているカテゴリーはCAT5〜CAT8

カテゴリーの数字が高いほど性能面で上位カテゴリーに分類されている。

カテゴリーが異なると「最大通信速度」と「伝送帯域」が異なる。

カテゴリー

最大通信速度

伝送帯域

CAT5

100Mbps

100MHz

CAT5E

1Gbps

100MHz

CAT6

1Gbps

250MHz

CAT6A

10Gbps

500MHz

CAT7

10Gbps

600MHz

CAT7A

10Gbps

1000MHz

CAT8

40Gbps

2000MHz

伝送帯域は「情報伝達に用いられる周波数帯域」である。

帯域が大きいほど周波数の多様性を有するため、伝達できる情報量も多くなる。

伝送帯域の大きさは「回線が本来有する最大通信速度の実現度」及び「通信の安定性」に寄与する。

一般家庭の1Gbps速度プラン環境下で最適なカテゴリーはCAT6CAT6Aである。

CAT5Eも通信速度1Gbpsに対応しているが、伝送帯域が100MHzと抑えめであり、新ゲームのダウンロード等の大容量通信を行う際は通信速度の低下や不安定性が懸念される。

CAT5, CAT5E, CAT6は内部シールド無しの「UTPケーブル」が主である。

UTPケーブルは機能性アース措置が不要であり、普通にそのまま機器に接続できるため一般家庭での使用に適している。

CAT7, CAT7A, CAT8は内部シールド有りの「STPケーブル」が主である。

CAT6AはUTPケーブル・STPケーブルのどちらも多く存在する。

STPケーブルは、性能を正常に発揮するためにはGigaGit45(GG45)コネクターをケーブル端部に接続した上で機能性アース措置が必須となる。

機能性アース措置には特殊な施工技術を要する。

そのため、STPケーブルは工場や研究所といった大規模施設向けであり一般家庭での使用に適していない。

ケーブル芯線は「単線」と「より線」という2つの違いが存在する。

安定した高速通信を重視するなら「単線」一択である。

単線はその名の通り「銅線一本」で構成されていてその一本が太い。

より線は7本の細い銅線で構成されている。

電気信号は導体表面付近ほど伝導性が良いため、表面積が大きい単線の方が電気信号の伝導効率が良く情報伝達に優れている。

ケーブル形状は「スタンダード」「フラット」「極細」の3つの違いが存在する。

安定した高速通信を重視するなら「スタンダード」一択である。

以上から作成した、今回のLANケーブル選定基準を以下の表に示す。

仕様項目

選定基準

カテゴリー

CAT6 & CAT6A

ケーブルタイプ

UTP

ケーブル芯線

単線

ケーブル形状

スタンダード

【参考サイト群】

BlueGadgetTooth

Fiber Optic Network

TarboFuture

GadgetsEnthusiast

DIY EXPERTS

Planet Technology USA

PC Gamer

Electric Notes

LANケーブル配線.com

LAN工事ドットコム

配線レスキュー

日経XTECH

電気設備の知識と技術

Net System

CMAN

[2] 選定基準に則って速度1Gbps回線環境に適したLANケーブル製品をアマゾンで複数購入する。

私の通信機器類の接続構成図を以下に示す。

私の回線環境で必要とするLANケーブルは、光回線終端装置⇄ホームゲートウェイで1本(長さ1m)、ホームゲートウェイ⇄Wifiルーターで1本(長さ1m)、ホームゲートウェイ⇄ゲーミングPCで1本(15m)の計3本である。

今回作成した選定基準に基づいてアマゾンでCAT6A・CAT6のLANケーブル製品を検索し、適合した製品を以下に記載する。

サンワサプライ[CAT6][UTP][単線][スタンダード形状][ケーブル直径6.4mm]

サンワサプライ[CAT6A][UTP][単線][スタンダード形状][ケーブル直径7.1mm]

上記2つの製品を実際にアマゾンで購入したので注文履歴を以下に添付する。





 

CAT6 LANケーブル(黄色)長さ5mについては予備目的で注文したので今回の測定テストには使用しない。

注文後、自宅に届いたLANケーブル製品の写真を以下に添付していく。









写真に映っているのは、CAT6・単線・スタンダード形状のUTPケーブル(黄色)が3本、CAT6A・単線・スタンダード形状の UTPケーブル(水色)が3本である。

実際にケーブルを触ってみた感覚としては、いずれも固すぎず柔らかすぎず丁度いい柔軟さを持った固さだった。

今回購入した2種類のケーブルは接続の際に取り回しに苦労しなかった。

通信機器・ゲーミングPCに対するLANケーブルの接続と取り外しもスムーズにできた。

ちなみに私が2018年10月から今に至るまで使用してきたCAT7AのLANケーブルは以下の製品である。

サンワサプライ[CAT7A][STP][単線][スタンダード形状][ケーブル直径8.0mm]



この製品を2018年10月にアマゾンで購入した際の注文履歴を以下に添付する。

CAT7Aケーブル製品(長さ1mと長さ15m)の開封時の写真が残っていたので以下に添付する。



私が今まで使用してきた「CAT7Aの単線・スタンダード形状ケーブル」は非常に固くて曲がりにくいため、接続の際は取り回しに苦労した。

[3] 購入したLANケーブル製品を用いて東京サーバーに対する通信速度・Pingを簡易測定する。

最初に、今まで使用してきた「CAT7A STPケーブル」で東京サーバーに対する通信速度・PingをPCで簡易測定した。



次に、今回購入した「CAT6A UTPケーブル」を用いて東京サーバーに対する通信速度・PingをPCで測定した。



最後に、今回購入した「CAT6 UTPケーブル」を用いて東京サーバーに対する通信速度・PingをPCで測定した。



[4] 測定結果から速度1Gbps回線環境において最適なLANケーブル製品を1つに決定する。

今回の測定結果をまとめた表を以下に示す。

規格

CAT7A

(STP)

CAT6A (UTP)

CAT6 (UTP)

速度 下り(Mbps)

719.28

713.11

709.37

速度 上り(Mbps)

782.62

823.32

827.62

Ping (ms)

9

9

9

測定結果より、東京サーバーに対するPingはどのLANケーブルにおいても9msで変わらず、通信速度は各LANケーブルで多少の違いは見られるが実効速度の振れ幅の範囲内と判断する。

いずれのケーブルも家庭環境で利用する通信速度としては十分すぎるほど高い数値が得られている。

私の回線周辺環境にはSTPケーブルに悪影響を及ぼすほどのノイズ発生源はなかったようだ。

今回の測定結果から、一般家庭での利用(オンラインゲームプレイ・動画視聴・新ゲームダウンロード・動画アップロード)を考えた際、CAT7A・CAT6A・CAT6のLANケーブルは速度1Gbpsプラン環境下において同等のパフォーマンスを発揮するといって差し支えない

ということは、この中で最も価格が低いCAT6ケーブルが最も高いコストパフォーマンスを有しており、CAT6ケーブルが速度1Gbps回線に最適な家庭用ケーブルである

今回アマゾンで購入して測定に使用したCAT6ケーブルは「サンワサプライ社製のCAT6・単線・スタンダード形状・UTPケーブル」であった。

この製品はアマゾンでケーブル色・ケーブル長さのバリエーション及び在庫数が他の製品よりも豊富なため、コストパフォーマンス面だけでなく購入親和性も最適なケーブルであった。

❺ 結論

コストパフォーマンス面及び購入親和性の総合的観点から、速度1Gbps回線環境において最適なLANケーブルは以下の製品と決定した。

サンワサプライ社製のCAT6・単線・スタンダード形状・UTPケーブル



価格はケーブル長さによって異なる。

2019年7月8日現在のアマゾンの在庫だと価格は以下の通り。

・1m:374円

・3m:543円

・5m:811円

・10m:1,123円

・15m:2,191円

ケーブル長さについては以下の通り多数の選択肢が存在する。

・1m

・2m

・3m

・5m

・7m

・10m

・15m

・20m

・30m

・40m

・50m

・60m

・70m

・80m

・90m

ケーブルの色については青・灰・黄・橙・緑・黒・赤の6種類が存在する。 

私は、今回の検討を機に今まで使用してきた製品(CAT7A・単線・スタンダード形状・STPケーブル)から今回選定した製品(CAT6・単線・スタンダード形状・UTPケーブル)にケーブルを変更した。

以上、通信速度1Gbps回線環境において最適な家庭用LANケーブル製品をアマゾンにて複数検討した後に1つに決定した過程であった。